#100日チャレンジ
著者: 大塚あみ
サボり癖はプログラマーの才能?
ChatGPTと駆け抜けた激動の記録『#100日チャレンジ』
はじめに
「サボることに全力を尽くす」――そんな一見不真面目な自己紹介を持つ大学生、大塚あみさん。
しかし、ChatGPTとの出会いが彼女を「ただのサボり学生」から「100日間プログラミング作品を投稿し続ける挑戦者」へと変貌させました。本書は、AIという強力な相棒と共に歩んだ100日間の、笑いと涙、そして圧倒的な成長の記録です。
ChatGPTとの衝撃的な出会い
物語は大学の授業から始まります。ChatGPTを教わった彼女は、当初「サボり癖のある学生が書いたようなレポート」を生成させて遊んでいました。しかし、Pythonの授業でChatGPTにコードを書かせ、オセロゲームを作り始めたことで日常が一変します。
最初はコピペから始まった開発も、改善を繰り返すうちに深い理解へと繋がり、ついには先生の目に留まって学会発表の舞台へ。AIの力を借りることで、初心者が「設計・開発の本質」をいきなり体験するという、新しい学びの形を体現したのです。
「100日チャレンジ」の幕開け
学会発表で味わった達成感の裏側で、彼女は自分の「技術力不足」という現実に直面します。
「もっと成長したい、確かな実績を作りたい」――その想いから、SNSで毎日アプリを作って公開する「100日チャレンジ」を開始します。将来フリーランスとして生きるための実力、そして自分を追い込むための背水の陣。この挑戦が、彼女の未来を大きく動かし始めました。
挑戦と葛藤、そして成長
“Fake it till you make it(成功するまで、成功者のふりをする)”
意気揚々と始まったチャレンジですが、現実は過酷でした。特にインベーダーゲーム制作時には、ChatGPTのコードだけでは「衝突判定」のエラーが解決できず、夜通し格闘する羽目に。しかし、この「AI任せにできない壁」にぶつかったことで、彼女は中学数学の公式を学び直し、自分の手でコードを制御する快感を知ります。「昨日より1%成長する」という愚直な挑戦が、彼女を本物のエンジニアへと変えていきました。
「サボり癖」は才能だった?
「プログラマーは、サボるために全力を尽くすものだ」
交流会で出会った編集者からかけられたこの言葉は、彼女のコンプレックスを「才能」へと書き換えました。面倒な作業をAIで効率化し、より面白いものを作るために熱中する。その姿勢こそがAI時代のプロフェッショナルに必要な資質だったのです。
100日後、彼女はもはやAIを単に頼る側ではありませんでした。設計図を描き、AIを「監督」する立場へと成長。作品の主体は、間違いなく彼女自身にありました。
100日間の挑戦がもたらしたもの
100日目の投稿で彼女が披露したのは、初期に作ったあのオセロゲーム。
滑らかなアニメーション、洗練されたインターフェース。100日間の研鑽が凝縮されたその作品は、彼女の劇的な進化を証明していました。この挑戦は、就職活動での武器となり、さらにはスペインでの国際学会発表という、想像もしなかった人生のステージへと彼女を連れて行ったのです。
まとめ:AI時代の新しい学び方
本書は、ChatGPTを単なる「答えを出す機械」ではなく「可能性を広げるパートナー」として活用した、一つのサクセスストーリーです。
「学びたい」という情熱さえあれば、AIが技術の壁を壊してくれる。そして、自分の好きなことに没頭した先には、思いも寄らない未来が待っている。何かを始めたいけれど足踏みしているすべての人に、勇気を与えてくれる一冊です。