2026/5/30

億までの人 億からの人

著者: 田中 渓

「兆」の富裕層から学んだ、億を稼ぐための共通マインド

はじめに

「お金を稼げる人は、自分と何が違うのか?」
そんな疑問を抱いたことはありませんか?本書『億までの人 億からの人』は、ゴールドマン・サックスで17年間、資産数兆円規模の富裕層を含む300人以上と深く関わってきた田中渓氏が、本物の成功者に共通する「当たり前ではない行動」を解き明かした一冊です。

富裕層は「すべて自分で決める」

富裕層やトップ投資家に共通する最も重要なポイントは、 「すべてにおいて自分自身で意思決定をする」 という点です。

たとえ会社員であっても、「朝30分は勉強に充てる」「期限の8割で提出する」といった自分への決め事を徹底し、自らの言動に責任を持つ。この小さな決断の積み重ねが、強固な「投資家マインド」を育てる土台となります。

「遅くて正しい」より「速くて間違っている」

成功者が最も重視するのは「スピード」です。判断の優先順位は明確です。

  1. 速くて正しい(最高)
  2. 速くて間違っている(次善)
  3. 遅くて正しい(論外)

たとえ判断が誤っていても、速く決断すればそれだけ早く軌道修正ができます。その試行錯誤の過程こそが貴重な経験値となり、成長スピードを最大化させるのです。

お金にお金を稼がせる

億単位の資産を築く人は、例外なく「運用しないリスク」を知っています。給与のみに依存する生活は、経営破綻や自身の不調、そしてインフレによって資産が目減りするリスクに無防備です。

また、支出を「消費」と「投資」に明確に分けています。一見高額な食事代でも、それが良質な人脈や一流の経験に繋がるのであれば、彼らは迷わず「投資」としてお金を投じます。

時間の使い方の鉄則

成功者は「意志の力」ではなく「仕組み」で時間を支配します。

「勝ち癖」をつける習慣

多くの富裕層は自分なりのマイルールを持ち、それを守ることで「勝ち癖」をつけ、自己肯定感を高めています。

ただし、盲目的に努力するわけではありません。常に ROI(投資対効果) を意識し、「この行動は自分の目標に対して価値を生むか?」と自問自答し、無駄を削ぎ落とすシビアさも併せ持っています。

まとめ

富裕層の習慣に、決して派手な魔法はありません。地味で当たり前の行動を、普通ではない「質・量・スピード」で継続しているだけなのです。

本書に記された「兆人」たちの思考に触れることは、現状を打破し、成功への階段を上り始めたいすべての人にとって、強烈な刺激と具体的な指針になるはずです。