このオムライスに、付加価値をつけてください
著者: 柿内 尚文
「仕事とは付加価値を作ること」で人生が変わる!
価値を生み出す思考法と技術
日々の業務を「ただの作業」と感じていませんか?実は、成果を出す人とそうでない人の違いは、 「付加価値」 という視点を持っているかどうかにあります。今回は、価値の本質を理解し、自分ならではの「仕事」をするためのヒントをまとめました。
1. 価値には「3つの種類」がある
私たちが提供する価値は、受け手側によって次の3つに分類されます。
- 既存価値(想定内):
すでに存在し、あって当たり前と思われる価値。 - 付加価値(想定外):
相手の期待を超える、プラスアルファの価値。 - 不要価値:
提供側が良かれと思っても、受け手が「いらない」と感じる価値。
価値を決めるのは常に 「受け手」 です。また、今日の付加価値も明日には当たり前の「既存価値」になり、やがては「不要価値」へと変化していくという、価値の変遷(ブームのサイクル)を理解しておくことが重要です。
2. 作業を「仕事」に変える数式
仕事の本質は、以下の数式で表すことができます。
仕事 = 作業 + 付加価値
単なるルーチンワーク(作業)の時間よりも、 「付加価値を作る時間」 を増やしていくことこそが、あなたならではの仕事をすることに繋がります。すごい人と呼ばれる人は、この付加価値を作るのが非常に長けています。
3. 脳への「問い」が結果を変える
営業成績が上がらない、などの悩みに直面したとき、多くの人は「どうして売れないんだろう?」と問いを立ててしまいます。しかし、脳は与えられた問いの正解を探そうとする特性があるため、この問いでは「売れない理由(ダメなところ)」ばかりが見つかってしまいます。
大切なのは、 「どうしたら売れるんだろう?」 という問いを立てることです。これにより、脳は売れるためのポイント、つまり「付加価値」を積極的に探し始めるようになります。
4. 付加価値を作る具体的なテクニック
付加価値はセンスだけでなく、「技術」で作ることができます。主な手法には以下のようなものがあります。
- 機能的 vs 感情的:
事実に基づいた「ファクト付加価値」と、感情に訴えかける「メンタル付加価値」の2種類を意識する。 - 体験化:
実際に体験してもらうことで、対象への解像度を高める。 - その他の手法:
「ずらす法」「分解法」「物語(小話)プラス」「ビフォーアフター」「損して得取れ法」など、多岐にわたるアプローチが存在します。
5. 失敗を恐れず「打席」に立ち続ける
付加価値作りには失敗がつきものですが、挑戦を避けることは「長い時間軸で見ると失敗」に繋がる可能性があります(見えない失敗)。
ヒット(付加価値)は、打席に立った先にしか生まれません。三振を恐れずに挑戦を続ける中で、次第に価値を作る感覚を掴めるようになります。
まとめ
「仕事とは付加価値を作ること」と再定義するだけで、目の前の景色は大きく変わります。
まずは、自分の行動に一つだけ「想定外のプラス」を添えることから始めてみませんか?
