仕事の本質

引用:床に落ちた「たった1本のネジ」も見逃してはならない…トヨタの生産現場で上司が教えている「仕事の本質」

トヨタの現場では仕事のやり方を変える際に決まりごとがある。
それは状況を不安定にすること。
状況を不安定にするとムダがあぶりだされてくる。たとえば、10人で担当していた生産ラインからひとり抜いてみる。すると、半日ほどは残りの9人は大忙しの様相を呈すけれど、いつの間にか平然と仕事をするようになる。一度、不安定な状況を作ると、人間は考え始める。自然のうちにムダを省いて9人でできるようになる。
人間は自分からはなかなか変わろうとしない。変わるには外的な条件を与えて、その対処をうながす。対処した行動がすなわち変化後の作業となる。

仕事も慣れてくるとそれが当たり前になってくる。当たりまえの状況を不安定にすると、その不安定に対応し、いつしかそれが当たり前になる。
ある程度当たりまえになってくると生産性向上は頭打ちとなる。現状の満足を壊そうとすることはなかなかできない。それを打開するためには強制的な手段が必要になるのだろう。
不安定な状態にする。リソースを減らす。時間を減らす。抵抗は大きい。けど、そこまでしないと、その先に進むことは難しくなる。
建前では何とも言える。言い訳だけが上手になる。なんかつまらない。
残業代が出るのであれば、ゆっくり作業した方がお得だと考える人もいるかもしれない。正しく評価できていないのが問題なのかもしれないが、、、。
だから外部から強制力を使わざるを得ないのかもしれない。甘い世の中である。

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