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超電導モーター 2024/10/16
東芝と欧州エアバスは16日、水素を燃料とした水素航空機向けの「超電導モーター」を共同で研究開発すると発表した。
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次世代航空機では同じ出力のジェットエンジンに比べて、モーターが大型になることが課題だった。
そこで目をつけたのが、東芝の超電導モーターだ。電気抵抗をゼロにした状態でモーター内部のコイルを回転させるため、高い出力でも発熱しない。同じ出力の一般的なモーターと比べて10分の1程度の大きさにできる。
水素も液体燃料として使用する場合はマイナス253度に冷やす必要があり、超電導モーターも超低温にする必要がある。2つの技術を活用できる温度帯が近いため、効率よく運用できる。
東芝、エアバスと超電導モーター開発 水素航空機飛ばせ


ブランド戦略 2023/10/4
狙うのは大多数の消費者をターゲットにする「マス向けブランド依存」から脱却し、27年に風呂用ヘアケア商品全体のうちのハイプレミアム商品の売上高を全体の3割に引き上げることだ。
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新興勢の台頭に危機感を抱いた花王が取り組んできたのが、開発スピードを上げる部門間の協力体制の構築だ。
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「従来のブランドマネジャーや事業部長を総とっかえでゼロから開発体制を見直した。スクラム会議ではその場でどんどん意思決定していく」
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ジアンサーのスクラム会議は多い時には週2〜3回開催。商品の使用感を確かめる検証は300回以上に上った。ヘアケアに詳しいインフルエンサーや美容家なども招いて改良を重ねた。従来は新ブランド展開に約4年かかっていたが、今回はその半分以下の1年半で発売にこぎつけた。
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ハイプレミアム市場の伸び率は鈍化しつつある。みずほ証券の宮迫光子シニアアナリストは「ブランドの乱立で消費者が各商品の効能などに厳しい目を向けるようになった」と指摘し「今後も市場は拡大するが髪にこだわる層の頭打ちは近い。製品の質の高さに加え、どのように効果的にブランドイメージを作るかが明暗を分ける」と話す。
花王が髪の「完全栄養食」 脱・一般受け、高価格帯勝負

会話AI 2024/9/25
米新興企業オープンAIは24日、対話型AI(人工知能)「Chat(チャット)GPT」に新たな音声機能を追加したと発表した。日本語を含む50以上の言語に対応し、人に近い反応速度で会話できる。AIを搭載したスマートフォンと会話しながら、文章作成や情報収集を指示する風景が身近になる。
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主力のチャットGPTに「アドバンスト・ボイス・モード」を追加した。月額20ドル(約2900円)からの有料サービスの利用者が対象
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新機能は5月に発表した大規模言語モデル「GPT-4o(フォーオー)」をもとに動く。同社によると反応速度は平均0.3秒と、人間同士の会話と近いレベルを実現した。
ChatGPT、スマホを擬人化 会話「人並み」のAIが日常に

電動自電車 2024/9/19
ヤディアの電動二輪が2025年夏に日本に上陸する。19日に公開した電動原付き1種(定格出力0.6キロワット以下)の価格は約10万円の見通し。国内最大手のホンダより6割安く、電動アシスト自転車とも競争できる価格帯だ。低価格車で世界を席巻する中国・比亜迪(BYD)のように、電動二輪の価格破壊で日本攻略に挑む。

「二輪のBYD」日本に 電動バイク10万円、価格破壊で挑む

生成AI 2024/9/19
グーグルが開発した動画生成AI「Veo(ベオ)」を活用し、クリエーターはより簡単にショート動画をつくれるようになったとアピールした。イベントにはユーチューブで収益を上げるトップクリエーターたちも集い、発表に歓声を上げた。

YouTube vs TikTok 70兆円経済圏、相互に市場侵食

EV 2024/9/9
米アルファベット傘下にウェイモという自動運転技術の会社がある。最近はサンフランシスコだけで300台の無人車を配車し、ライドシェアの「ウーバー」のように人を有料で運ぶ。
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10月にはテスラが「ロボタクシー」と呼ぶ車を発表する。完全自動運転を想定した車とされ、カメラだけで状況を判断する、より高度な車になる。自家用として販売する点もウェイモと違う。
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同社の運転支援機能「オートパイロット」の最新版「バージョン12」は、機械学習の技術を使って自動走行が大きく改善した点が評判になり、地元住民やそれを目当てにやってくる人々に持ち主が貸し出すビジネスが増えた。「車のエアビー(民泊のエアビーアンドビー)」という呼称も定着しつつある。
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バージョン12のビジネスモデルは月99ドルを毎月支払えば、一定の自動運転機能が使い放題のサブスクリプションサービス(車体購入時に一括払いも可能)だ。ハード(車体)ではもちろん稼ぐが、スマホのように購入後もサービス料で稼ぎ続けるソフトウエア定義車両(SDV)の先端事例である。
ロボタクは働いて家に帰る テスラやウェイモの運転革命

生成AI 2024/3/30
対話型AI(人工知能)「Chat(チャット)GPT」を開発した米新興企業オープンAIは29日、人の声を再現する生成AIを開発したと発表した。15秒分の声のサンプルをふき込み、文字を入力することで、話し手にそっくりな音声を合成することができる。母国語以外の外国語へのふき替えにも対応した。
開発したのは「Voice Engine(ボイスエンジン)」。オープンAIは2022年後半に音声AIを開発し、すでにチャットGPTにも音声の入出力機能を組み込んできた。合成音声技術を発展させ、よりリアルな人の声の再現を実現した。
OpenAI、人の声を再現する生成AI「Voice Engine」開発

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