タイトル:「そんなこと気にしなければいいのに」ができない人のための本
サブタイトル:繊細すぎる私とのうまい付き合いかた
著者:月下ナツ
概要:
繊細さんは疲れているときでも、頼まれ事をされるとつい引き受けてしまう。それは断られたときの相手の心の痛みが、引き受けてもらえたときの相手の心の温かさが、手に取るようにわかるから。繊細さんは生身の人間、こんなことを繰り返してばかりでは疲れてしまう。そして「生きづらさ」を感じてしまう。
なぜ「そんなことを気にしなければいい」ができないのか、どうすればできるようになるのか、それをナツさんが深堀りした本。
キーワード:
親切を受け取るのが上手な人は、自分が何をされたら嬉しいかがわかっているから、素直に喜べる。
キーワード:
「夢が叶うことだけが、100%思い通りになることだけが正解ではない」 ということ。本当に叶えたい夢だったら、種まきをしている期間だって楽しいはずです。
所感:
自分は繊細さんではない。
興味のない人には、全く興味を持てない。
興味のない人の痛みは理解できていないだろう。
そうでない人の痛みが分かっているかというと
それも分かっているとは言えない。
人の痛みは、その人しか理解できない。
そう思っているから、
人の痛みを理解しようとして
自分自身が疲れてしまうことが少ないのだと思う。
たまに理解しようとしてひどく疲れることもある。
たまに行うだけで疲れてしまうため、
それを常日頃行っていることの痛みは
自分には想像できない。
自分ならそれだけで圧し潰されてしまいそうだ。
本書は、体験しているから、
本気で向かい合っているからこそ
伝わるものがあるのだろう。
「何が正しいかよりも、自分がどうしたいかが問われる場面が、これから先もたくさん訪れるだろう」
バカっぽくてもいい、とんちでもいい、はちゃめちゃでもいい。迷ったときには「どちらがより、自分が笑顔でいられるかな?」と考えをめぐらせてみてくださいね。
とまとめられている。
繊細さんではないが、自分もそう思う。
笑顔でいられる生き方をしていきたい。
そして自分はもう少し広く興味を持った方がいいと
改めて考えさせてくれた1冊でした。
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